今日は、
アトピーっ子の
「離乳食」について
ひも解いていきますね。
「離乳食」という言葉が
使われだしたのは戦後のこと。
スポック博士の育児指導に基づいた
離乳食指導と同じ時期の話。
なので1955年から。
粉ミルクの導入もその頃から。
そう考えると
離乳食の歴史は
たった60年!
なのですよね。
「みんなが通るべき道」
みたいになっているのに
こんなに歴史が浅い。。
もともと日本は
日常の食事であるケの食は
「穀菜魚食」
ごはんとお味噌汁。
旬の野菜と少しの魚が
基本の食事
赤ちゃんは2歳くらいまでは
母乳中心。
重湯、おかゆ
お味噌汁の取り分けを
少しずつという離乳食。
つまり、
戦後の食の洋食化。
お米ではなく、
パンやパスタを食べるようになり
おかずは油でいためたり、
ケッチャプやソースなどの濃い味付けの
食事に変わっていきました。
腸が未発達の赤ちゃんは
食べさせられない。
だから
特別に作らざるを得ない!
加えて、
ドイツからの栄養学により、
身体を丈夫に大きくするので
「たんぱく質はしっかり摂る」
という考えが広がり、
離乳期から
「魚や肉の色々な種類の
たんぱく質を食べさせなきゃ」
「おっぱいの次は、
フォローアップミルク
そこから牛乳へ」
という風潮になりました。
その結果が、
アトピー、喘息などの
アレルギー児
の急増です。
離乳期は、大人と同じ食事を
食べられるようになるまでの
準備期間
あくまでも母乳中心、
栄養を補うためでなく
母乳以外の味を少しずつ
知っていく準備期間
と捉えると
躍起になって、
色々と食べさせようという
気構えもなくなりませんか?
明日は離乳期に気を付けたいこと
について具体的にお伝えしますね。