<マクロビオティックと重ね煮健康料理の違い>
1.陰陽調和の考え方
2.油の使い方
3.動物性たんぱく質の考え方
4.ごはんの食べ方
今日は2つ目。
油の使い方について。
マクロビオティックの場合
比較的油をよく使います。
マクロビオティックの料理本や
マクロビレストランのメニューには
揚げ物が多い印象もあります。
きんぴらの作り方を例に見てみますね。
材料は、ごぼう、人参、蓮根、油、水、醤油。
(マクロビオティックwebより)
まず、ごぼうをよく炒めます。
ここで火を加えることで陰性な匂いを飛ばす
と記載があります。
それから人参、蓮根を加えて炒める
とありますので
「油で炒める」という調理法を使います。
以上のことから
油はもととなる原料から抽出された食材
ではありますが、
陰性の匂いを飛ばす目的でしょうか。
マクロビオティックでは比較的
よく使いますね。
重ね煮健康料理の場合
一物全体食を一つの軸としている
重ね煮健康料理においては
なたね油、ごま油、米油など種類を問わず
油は一物全体食ではなく、抽出された食材。
また、
日本の食文化の歴史を考えても
油文化ではなく水文化。
油の多量摂取は
私たち日本人の身体には馴染まず、
アレルギー、生活習慣病、自己免疫疾患
の引き金となると考えています。
きんぴらを作る場合、
重ね煮健康料理では
マクロビオティックと同じ材料で
人参、ごぼう、蓮根を鍋に重ねて
少量の水で蒸し煮、
調味料で味を調えます。
重ね煮健康料理において
油は嗜好品の位置づけ。
使用する場合は
風味づけの目的で
使うことが多いです。