マクロビオティックと重ね煮の違い
マクロビオティックと重ね煮の違いは大きく分けて4つあります。
マクロビオティックと重ね煮の違い
1.陰陽調和の考え方
2.油の使い方
3.動物性たんぱく質の考え方
4.ごはんの食べ方
一つずつ見ていきますね。
「4.ごはんの食べ方」
マクロビオティックでは玄米とごま塩が有名ですね。圧力鍋で炊いた玄米をいただくことが推奨されています。一方、重ね煮では、玄米を精米していただく分つき米を、土鍋または厚手の鍋で炊くことをおすすめしています。
違いを詳しく見ていきましょう。
〜マクロビオティックの場合〜
マクロビオティックといえば、玄米ごはんと胡麻塩ですね。
一つのものを丸ごといただくという一物全体食の考えから、
精白していないものを食すこと
白い食材より茶色い食材を食べること
を大切にしています。
また、玄米のおいしい炊き方について紹介されていたり、玄米ごはんを炊く鍋にこだわっている、というのもマクロビオティックならでは。
玄米を炊くには、圧力鍋、土鍋、炊飯器を比較すると最も陽性化するとして、圧力鍋を推奨していますね。
マクロビオティックにおいては、やはり
陽性化がポイント
のようです。
重ね煮の場合
玄米ごはんは、現代人には消化しにくいと考えています。
特に
胃腸が未発達な乳幼児
高齢の方
身体が弱っている方
療養中、術後の方
にはおすすめできません。
重ね煮では、
家族全員が同じ料理を食べて
健康で元気に過ごせる
ことを大切に考えています。
玄米を季節や体調に応じて、3分つきや5分つきに精米していただく分つき米をおすすめしています。
また、ごはんを炊く鍋については、自然界に存在しない圧力がかかる圧力鍋は使用しません。
土鍋か厚手の鍋をおすすめしています。
いかがでしたか?
陽性のものを食べること、また、一物全体食の観点から圧力鍋で炊いた玄米を推奨するマクロビオティック。一方、重ね煮では、家族全員が同じものを食べて健康に過ごせることを一番に考え、玄米ではなく、土鍋・厚手の鍋で炊いた分つき米をおすすめしています。お米の食べ方についても大きな違いがあることがわかりましたね。参考になれば幸いです。